2007年10月23日

略奪?

もの凄い強い人がいて、略奪の限りを尽くして色々な物を手に入れていた
としよう。では彼は死ぬまで年中無休で24時間戦い続けられるだろうか?
若いうち、体力のあるうちはいいが年老いてもなお戦い、生き残れるか?
彼は他人から物を奪い続けられるだろうか?

もし彼が人間であるのならそれは無理だろう。まず人間なら寝ないといけ
ない。だが略奪を繰り返していれば当然略奪の被害にあった人達も多いは
ずで、その多くは彼を恨む敵となっていることだろう。細心の注意を払っ
て寝ないと、寝首を掻かれる恐れが出て来る。

敵が増えてくれば当然自分一人では自分を守りきれなくなって来て、仲間
を作る必要が出て来る。しかし仲間を作るという事は、仲間になる奴から
は何も奪わない、奪えないと言う事になる。じゃなくちゃ誰も仲間になっ
てくれはしない。(笑)
なので、仲間を作る必要が出て来た段階で、誰からでも奪い続けると言う
事は出来なくなる。更に仲間を作ったら、それ以降略奪物を分け与えなけ
ればならなくなる。それも仲間が納得するだけの物を上げないと、今度は
裏切られて仲間に寝首を掻かれかねない事になる訳で、増々自分の取り分
を削らなくてはならない状況に追い込まれて行く。

と言う事で、一人の人間が他の全ての人から物を奪い続けると言うのは、
無理だと判断できるだろう。略奪の後には必ず分配と言うまた別のコミュ
ニケイションの形態が現れる事になると言えると思う。いや正確には、略
奪には常に潜在的に分配が含まれていると言う事になるだろう。
posted by 浅谷龍彦 at 01:14| 千葉 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 思索(自由) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
略奪する対象の人や土地は有限なので、やはり再分配・再生産するほかない。。
Posted by だし at 2007年10月23日 20:03
そうですねえ。
自発的、戦略的に分配するというよりは、分配せざるをえなくなっていくんじゃないかなと。

お久しぶりでした。
Posted by 浅谷龍彦 at 2007年10月24日 00:08
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