2007年08月11日

相続法?

トクヴィルは『アメリカのデモクラシー』の第1部第3章(P77-P78)で
 『政治を論ずる古今の著作家がこれまで、人間社会の動向を左右する要
  因として、相続法にもっと大きな力を認めていないのは私の驚きであ
  る。たしかに、この法律は民事に属する事柄だが、これこそどんな政
  治制度にも先行する位置におかれねばならない。なぜならそれは国民
  の社会状態に計り知れぬ影響を及ぼし、そして政治の諸法は社会状態
  の表現にすぎないからである。しかも相続法は社会に対して確実、一
  定の仕方で作用する。それはいわば生まれる前から各世代をとらえて
  いる。人間は相続法によって、同胞の将来を決定するほとんど神的な
  武器を手にすることとなる。立法者が一度市民の相続関係を規定する
  と、彼は何世紀も安心していられる。作品に動きを与えた後で手を引
  くことができる。仕掛けは自力で動き、予め示された目標に向けてひ
  とりでに進む。ある種の仕組みでは、それによって特定の人間の周囲
  に財産が集まり、やがては権力が集中する。相続の仕組みが貴族制を
  いわば土から湧き出させるのである。別の原理に導かれ、違った方向
  に向けられると、その作用はさらに急激である。富も力も分割、分掌
  され、散り散りになる。』
と書いとります。

相続。これも分配の問題。分配的正義?
骨肉相食む? ボンレスハム? boneless ham? What I have?
タグ:自由 FREEDOM
posted by 浅谷龍彦 at 17:32| 千葉 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 思索(自由) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
富の分配と相続は、ちがうような気がするものの、完全に分けて考えることはできない問題ですよねぇ。

とりあえず柏に行きたい(びっくりドンキー)今日この頃です。
Posted by きたざわ at 2007年08月14日 16:42
いやあ暑いですねえ。まいどです。
相続のことなど考えたことなかったんで、この本を読んで、ちょっと目から鱗だったんです。
この本を買ったのもそのためです。
やはり富の分配と繋がるような気がします。

ところでなぜ柏のドンキーなんでしょう?
Posted by 浅谷龍彦 at 2007年08月16日 22:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/51048713
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック