検査結果が出て治療することになった後は、治療に向けた検査、がんの性質を調べる生検や脳への転移かないか確認する脳のMRIとともに虫歯の治療もすることになりました。抗がん剤治療する前に虫歯は治しておく必要があるそうです。抗がん剤治療では免疫力が下がるので、口内細菌による感染症や場合によっては顎の骨が溶けるような副作用も起こることがあるためです。
妻は早速、がん治療にも知識がある歯医者さんを自分で探し始めました。調べて見ると「がん診療連携登録歯科医」というものがあり、これは日本歯科医師会が主催する「全国共通がん医科歯科連携講習会」を修了した歯医者だとわかりました。そこで妻は、登録歯科医名簿にあって通えそうな病院を選んで電話で話してみて、良さそうな病院を決めたようです。決めた病院は少し家からは遠かったですが、行ってみると院長先生が優しく、良く治療について説明してくれて患者の話も聞いてくれる理想のような先生だったようで、いい先生が見つかったと妻は喜んでいました。初診時は紹介状も持って行きました。また歯医者の診察では数回の治療で抗がん剤治療に支障はなくなるとのことでした。
それからもうひとつ、この病院ではもし通えなくなったら往診もしてくれるというのも選んだ大きな理由でした。
「がん診療連携登録歯科医名簿」
ラベル:乳がん