2022年07月02日

乳がんについて Vol.27

2015年に再発がわかった後のことはメモしてあるのですが、その直前が少しはっきりしません。でも重要な時期のことなので、再発後に思い返して残した断片的なメモや記憶を頼りにできるだけ書いておきたいと思います。

Vol.16から19を読み返してみると、この時期は年一回の総合的な検査と半年ごとの超音波検査を定期的に続けていて、新しいシコリのことを気にしていたことがわかります。2014年も4月に総合的な検査を受けていて、10月頃に超音波検査もうけてるはずですが、記憶も記録もなく、はっきりしません。

2012.01 超音波検査
2012.08 超音波検査
2013.02 定期検査
2013.10 超音波検査
2014.04 定期検査
2014.10  超音波検査?

しかし断片的なメモを見ると、2014年の11月頃だと思いますが、妻が乳首が陥没したり、かさぶたができたりして、そのかさぶた取れると血と体液が出たなどと言っていたようです。それで妻は、定期的に検査はしていたものの気になり出して、病院のがん支援室に相談に行ったようなのですが、そこにいた若めの女性相談員には、かさぶたをWゴミじゃないですか?Wなどと言われ、取り合ってもらえなかったらしく、帰って来てから、恥ずかしい思いをしたと怒っていました。この件は何度か妻が繰り返し話していたので覚えています。
この出来事の影響で妻の積極性が少し削がれてしまい、その後病院に相談しに行かなくなってしまいました。自分も気にはなっていたのですが、自分が付いて行ってまで、妻を病院に行かせるような必要までは感じていませんでした。また自分の仕事も忙しい時期でした。

今振り返って思えば、なぜすぐ検査してもらわなかったのか?と感じますが、今までと違う変化がある一方で定期検査では問題がなかったし、また次の定期検査があるわけで、定期検査で見てもらえばいいやと自分は思ってしまっていたのでした。気が緩み油断していました。

時間が経つに連れ次第に妻は、悪い予感から確信へと気持ちを変化させていったようでした。15年の3月に自分の父も連れて3人で広島の宮島に旅行に行ったのですが、この頃には妻も自分も悪い知らせの前に、気にしない素振りをしながら次の検査までの時間を過ごすようになっていました。妻も検査を早めるよりも、悪い知らせを知る前にやりたいことをやる方を優先したようだったので、それを尊重したということもありました。

けれど今思うと、繰り返しになりますが、やっぱり定期的に検査していようが何か気になることができたならすぐ担当医に伝えて、すぐに検査してもらうべきだったのです!
悪いことがあっても、少しでも早い方が状態がいいし、治療効果も期待できるのだから。この時期は油断してそんな基本を忘れていたのだと思います。
患者本人がもし躊躇していたなら家族が連れて行ってあげて欲しいです。特にがん治療の場合は患者の主体性が重要になると感じました。治療の選択など患者側に判断を任せられることが多いです。患者自身の積極性がより良い結果に近づけてくれる気がします。そして患者の次には家族の積極性が大きな力になると感じています。


また別の断片的なメモには「最近、肝臓に違和感がある」との妻の言葉が残してあります。が、このメモも再発の診断結果前だったか後だったかはっきりしません。それに肝臓の変化を感じられるのかちょっと疑問で、いろいろと曖昧なのですが、当時自分が必要を感じて残したメモなので無視するわけにもいかず、ここに記しておきます。


と、ここまで書いて来ましたが、やはり今でも思い出して書くのはなかなかつらく、進みません。
でも続けます。

ラベル:乳がん
posted by 浅谷龍彦 at 01:06| 千葉 ☀| Comment(1) | 日記(ぼやき) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽しかったことも書いておこうと思います。
文中にも書きましたが、2015年の3月に広島県の宮島に厳島神社を見に行きました。厳島神社は良かったです。潮の満ち引きによって表情が変わり、潮が満ちると美しく、引くと干潟で遊べる飽きない場所でした。また弥山という山があってロープウェイで登れるんですが、登ると瀬戸内海の島々が見られて絶景でした。島には神の使いとしての鹿がいたり、あなごや牡蠣が美味しかったり一日中楽しめました。まだ桜が咲く前でしたが、桜や紅葉の時に行ったらもっときれいに違いありません。
Posted by 浅谷龍彦 at 2022年07月16日 15:11
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