『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の第2章(P329)で
『王制的・封建的社会は、台頭してくる市民道徳と反権威的・禁欲的な
私的集会に対抗して、「享楽意欲のある者」を保護したのだが、それ
は今日、資本主義社会が労働者の階級道徳と反権威的労働組合に対抗
して「労働意欲のある者」を保護するのに似ている。それに対抗して、
ピューリタンは自分たちの決定的な特性、すなわち禁欲的生活態度の
原理を擁護したのだった。(中略)遊技はただ合理的な目的、つまり、
肉体の活動力が必要とする休養に、役立つものでなければならなかっ
た。(中略)「貴族的な」遊技であれ、庶民が踊りや酒場に行くこと
であれ、職業労働や信仰を忘れさせるような衝動的な快楽は、ずばり
合理的禁欲の敵とされたのだった。』
と書いとります。
また第2章(P338)では
『クエイカー派にとって、(中略)「レクリエーション」としてゆるさ
れていることは、友人の訪問、歴史書の繙読、数学および物理学の実
験、園芸、経済関係その他の世俗事に関する討論、など』
と書いとります。
お固いですねえ。まったく。
なぜイギリス人がガーデニング好きなのか、フランス人がイギリス人につ
いて「人生の楽しみ方を知らない連中」と揶揄するのか、分る気がする。
ビル・フラナガンのインタビュー集
『ロックの創造者たち 28人のアーティストは語る』の中で、シカゴ・ブ
ルーズの最重要人物の1人であるウィリー・ディクソンは「いいかい、
昔の人っていうのは誰もが清く正しくあろうとおもっていたんだ。人が
踊ったりすると罪深いというし、ダンス音楽を歌ったりすれば、それも
また罪深いといった。だから、死んでから報いを受けるというような、
天国に行くことについて悲しい歌を歌ったんだ。でもいまの人は、音楽
といえば、楽しくて、踊れるもので、笑ったり、話したりすることがで
きるものと思っている。」と語っている。
R&Rも「悪魔の音楽」だもんなあ。(笑)
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