プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の第1章(P95)で
『「職業」を意味するドイツ語の「ベルーフ」》Beruf《という語
のうちに、また同じ意味合いをもつ英語の「コーリング」
》Calling《という語のうちにも一層明瞭に、ある宗教的な−神
からあたえられた使命(Aufgabe)という−観念がともにこめられ
ており、個々の場合にこの語に力点をおけばおくほど、それが顕
著になってくることは見落としえぬ事実だ。』
と書いとります。
また第1章(P102)では
『「天職」[神より与えられた召命としての職業]」概念の創造は、
言葉の上でも聖書の翻訳、しかもプロテスタントのそれから来た
ものだった。』
さらに第1章(P109-P110)では
『「天職」という概念の中にはプロテスタントのあらゆる教派の中
心的教義が表出されているのであって、それはほかならぬ、カト
リックのようにキリスト教の道徳誡を》praecepta《「命令」と
》consilia《「勧告」とに分けることを否認し、また、修道士的
禁欲を世俗内道徳よりも高く考えたりするのではなく、神によろ
こばれる生活を営むための手段はただ一つ、各人の生活上の地位
から生じる世俗内義務の遂行であって、これこそが神から与えら
れた「召命」》Beruf《にほかならぬ、と考えるというものだっ
た。』
と書いとります。
つまり神への奉仕ってことやね。
ビル・フラナガンというローリング・ストーン誌の記者が、ロックを
中心にしたミュージシャンへのインタビューをまとめたインタビュー集
「ロックの創造者たち 28人のアーティストは語る」という本の中で、
クリス・クリストファーソンというカントリー系ミュージシャンで俳優
の次のような言葉を紹介している。
「ウィリアム・ブレイクは、芸術にすべてを捧げた男の見本だ。
そうしようとしない人間は、罪人なのさ。
神によって、才能を与えられていながら、それを活かそうとしない人
間がいるとしたら、そいつは鼻もちならない野郎だ。」
これも「天職」の概念から来た言葉なんだろうなあ。
ちなみにクリス・クリストファーソンは60年代にジャニス・ジョップリン
と付き合っていて、その時"Me And Bobby Mcgge"という曲を提供している。
ウィリアム・ブレイクはイギリスの18,9世紀の画家で詩人。
画家としては映画『レッド・ドラゴン』で使われた
「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」という絵の作者。
詩人としてはThe Doorsのバンド名の由来となる「知覚の扉」という言葉
を含む「天国と地獄の結婚」という詩集などがある、らしい。
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