2012年04月15日

権力、憲法、自由

★これはTwitterでつぶやいたものです。
★アカウント:@TatsuhikoAsatan

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岩波文庫『世界人権宣言集』にあるフランス革命時の人権宣言には
次の条項がある。「第16条 権利の保障が確保されず、権力の分立が
規定されないすべての社会は、憲法をもつものではない。」 つまり
「権利の保障」と「権力の分立」がなければ、例え憲法があっても
それは無いようなものだ、という事だ。

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フランス革命の人権宣言は、憲法を制定する目的を良く表していると思う。
憲法制定の最大の目的は権力の抑制だ。「権利の保障」と「権力の分立」も
ともに権力の抑制に関わる。この人権宣言は、のちのフランス憲法にそのま
ま組み込まれる。

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イギリスには成文憲法がない。 憲法の代わりになるのが、
マグナ・カルタ、権利の請願、権利の章典などだ。
イギリスでは国王の権力に対して、貴族、教会、都市(商人)が抵抗し、
抑制をかけようとする闘争が常にあり、その時々で国王側にその権力の
制限を認めさせてきたのが先の要求だ。

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この闘争の後に、イギリスに初めての近代国家、
国民国家が出現するとともに「法の支配」が確立する。
闘争後の近代国家、国民国家における自由とは、権力からの自由である。
財産権、人身の自由と信教、思想、表現の自由などの諸自由は
「権力からの自由」の属性を成す。



posted by 浅谷龍彦 at 21:16| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 呟き(吐息) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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