『カンブリア宮殿』に共産党の志位委員長が出ていた。ちゃんと見てはいなかっ
たが1つだけ笑った点があった。それは村上龍から共産党のスローガンについて
聞かれた話の流れの中で出た次のような志位委員長の言葉だった。
「共産党が政権を取っても、すぐに共産主義に移行する事は考えてません。まず
資本主義のままで出来る改革を行った後で、国民の合意を得てから共産主義に
移行して行く事を考えております。」
だいたいこんな内容だった。
なぜこの話で笑ったかと言うと、直前にNHKのニュースで麻生総理の次のような
国会での答弁映像を見ていたからだ。
麻生総理は消費税の引き上げ問題についてこう答弁していた。
「経済の回復を前提に、3年後に消費税の引き上げをお願いしたい。」
すぐにわかると思うが、この2人の言い方がまったく同じなのだ。
片方は、資本主義の改革後に共産主義に。。。
片方は、景気回復後に消費税を。。。
もちろん志位委員長は、もし万が一共産党が政権を取ったらすぐに「資本主義の
改革」を終えて共産主義に移行するだろうし、麻生総理も3年経ったら(まだ自
民党政権だったら)すぐに消費税を引き上げるだろう。
ポイントは、改革が終わって国民の合意を得る場合も、経済回復したという場合
も、その条件をクリアしたかどうか判断するのは、言った本人(あるいは後任者)
だという点だ。つまり彼らはハードルを飛び越えるつもりはなく、時期が来たら
ただハードルを片付けて通るだけだ。



