いのペースで放射線科の診察を受けなければならないようだ。放射線を当てられ
て日焼けのような部分も、元に戻るまでには1年以上かかるらしい。
しかしまあ、後残る治療はホルモン療法だけになった。ホルモン療法は月に1回
の通院ですむので、放射線治療と比べるとだいぶ楽だ。ただ結局、放射線科の診
察とホルモン療法とでしばらくは月2回通院しなければならないのだが。
ホルモン療法はまず治療効果が期待できる体質かどうかが問題になる。治療効果
が期待できる体質とは、手術や針生検で採取した癌細胞の中に、エストロゲン受
容体かプロゲステロン受容体というホルモン受容体の量が一定量以上あった場合
の事をいうらしい。妻の場合は手術時に摘出した細胞が検査され、治療効果が期
待できる「ホルモン受容体陽性」の体質だという事がわかっていた。
治療内容としては、月1回のLH-RHアゴニスト製剤の注射と毎日2回の抗エストロ
ゲン剤の服用である。LH-RHアゴニスト製剤がエストロゲンの分泌を抑え、抗エ
ストロゲン剤が癌細胞とエストロゲンの結合を阻止するらしい。
治療期間は、LH-RHアゴニスト製剤の注射が約2年間、抗エストロゲン剤の服用
が約5年間で、まだまだ先の長い話である。
ホルモン療法の副作用は、ホルモン療法が女性ホルモンへの作用を目的とした治
療であるため、女性ホルモンのバランスが崩れた時に起こる体の変調と同じよう
な症状になるらしい。いわゆる更年期障害に似た症状が出るという事だ。どうい
う症状が出るかは個人差が大きく、妻の場合、今のところは、以前より喉が渇く
という事と生理が止まるという症状が出ている。生理が止まるのは注射を打って
いる2年間らしい。
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