抗がん剤治療は検査や歯の治療の後から始まります。それまでの間で、妻も自分も他にもっといい治療はないかとそれぞれ探していました。妻がかつてやっていたヨガの先生などの紹介で、民間療法の温熱療法を見つけてきて試すことを決めたので、予約して連れて行きましたが、何かピンと来なかったようでやらないことにしました。ちょっと左腕が痛くなったとも言ってました。
自分は自分で、聖路加病院の乳がん患者・家族の集まりに参加して話を聞いたり、医療保険対象外の免疫療法の病院に行ったりしました。免疫療法の病院では、治療を宣伝されて勧められると思っていましたが、そんなことはなく、妻の病状を聞いた後にわりと正直に治療効果はやってみないとわからず、効果が出る割合は決して高くないこと、高額がかかることなどを説明してくれました。そこでこちらとしては、これから始める抗がん剤治療の効果を見て、また相談させてもらうということにして病院を後にしました。
自分も妻も西洋医学に特に不信感はありませんでした。いろいろと限界があるとは思いますが。かと言って東洋医学や民間療法も否定しません。何をしても病気が良くなればいいと思っていました。妻のがんに効果があるかどうかだけです。後、治療も生活の一部ですから、治療を含めた生活全般が物理的、精神的、金銭的に持続可能かが大切になります。QOL、quality of life。
ラベル:乳がん